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走ったり歩いたり、飲んだり食べたりしています。
by Kohjohcho
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辺野古からのメール
 
    (↓↓沖縄の友人からこんなメールをもらいました。許可を得て全文転載します↓↓)



昨日までの三日間、木、金、土と辺野古に向かいました。
一日目、二日目と何度も道路に座り込み、機動隊にごぼう抜きにされました。怒号が飛び交うなか、工事車両が機動隊に守られてゲートを通過します。そのたびに流れるみんなの深いため息と絶望感。それでも集まった人々は繰り返し、互いに腕を組み、大型トレーラーの車輪ぎりぎりに体を投げ出し座り込みます。自分も駆けつけた大宜味村の村会議員3名や友人たちとスクラムを組み、何度ももみくちゃになりました。
県知事選の歓喜に沸いた夜から、3日もたたないうちに、辺野古新基地の仮設桟橋工事の強行が始まったのです。機動隊も8月までの倍の2個中隊およそ100人が投入されています。
昨日の土曜日の朝は、6時半にゲート前に駆けつけました。小雨の降るなか、10名あまりの市民が、国道の上で機動隊に追い回されながら、工事用車両の阻止行動をしていました。自分も大きな拡声器を抱えて走る山城博治さんに駆け寄り、拡声器を受け取って一緒にゲート前の坂道を、ランニング。機動隊3個小隊が隊列を組んであとを追いかけて来ます。
「楽しいね、今日は。体力訓練だ、機動隊引っ張って。息あがるなよ、こけたら笑うぞ。ワッショイ、ワッショイ。70のオヤジにも勝てないのか」と博治さんがマイクで、走りながら機動隊の若者たちに声を飛ばします。
その後も追いかけっこを繰り返しながら、人が集まって来るのを待ち、道の真ん中で工事車両の阻止行動。すぐ機動隊が集まってきて、歩道に押し上げられ、取り囲まれました。「対象者排除、囲め、囲め、落ち着いてまずしっかり囲んでから」機動隊の指揮官の声が響きます。30名あまりの機動隊員に包囲され、機動隊員に手を捕まれそうになったので8メートルほどの土手を上って逃げました。下の方では、何が起こっているのかわかりませんが、「危ない、危ない、」「おまえらのせいでこうなったんだぞ」という怒声が飛び交います。山のように鉄筋を積載した大型トレーラーがゲートに入っていくのを、土手の上から見下ろしました。
その後、午前8時半を過ぎると、続々と人々が集まって来ました。土曜日なので平日より人の数は多いようです。
糸数慶子参議院議員と三宅、金高両弁護士とともに、木曜日に機動隊に排除されたときに後頭部を打ち、救急車で運ばれた、島袋文子おばあ(85)への沖縄県警の対応に猛抗議しました。トラックのサイドミラーをつかんで必死に抗議するおばあを、機動隊員たちは、一本ずつ指を引き剥がし転倒させたのです。博治さんが警備会社アルソックの若者と公安警察官を押し退け、一人でゲートの中に乗り込んでいきました。が、責任者は出てきません。100名あまりのみんなで、立ちはだかるアルソックを押し退け、殺人鉄板の上になだれこみました。機動隊に一気に緊張が走り、一個中隊50名ほどの若い機動隊員がアルソックの後ろに次々と整列します。
「責任者は出てきなさい」「うやむやにするつもりか」「人を怪我させてそのままか」「ご免なさいもないわけ」「恥を知れ」「警察は説明してください」押し掛けた人々の訴えが続きます。
博治さんの演説は圧巻でした
「抗議をしたいから出てきなさいといっているだけだ」
「何があってもここに機動隊をまわすことはできないぞ。ここでごぼう抜きするのか。20人、30人の怪我人が出るぞ。このギザギザの鉄板にぶつかったら、頭から血を流して脳みそが飛び出すかもしれないだろ!
そうなったら政治問題だぞ、おまえらの本部長の首が飛ぶくらいじゃすまされないぞ。沖縄県警を包囲するぞ。機動隊を使えば何でもできると思ったら大間違いだ」
「文子おばあを押し倒した責任はあるだろ!やりたいほうだいやったらどうなるか、警告しただろ。10人、20人ならおもしろいように追いかけ回すかもしれんが、これだけの人数が集まったらどうすることもできない。ここで我々を排除して怪我人がでたら、今度は5000人が押し掛けるぞ。そうなるんだよ。どうにもならなくなるぞ、責任者は早く出てきなさい」
「文子おばあは自分で勝手に倒れた?、ふざけるんじゃない、ぼくは何度もいったよ、文子おばあは私たちの象徴だ。おばあは沖縄戦のとき、逃げ惑うガマのなかで米軍の火炎放射噐に焼かれて背中がただれている。おばあは戦後、辺野古の海で魚や貝を採って家族の命をつないできた、その命の恩人の海を守りたいという思い、みんな知ってる。おばあに手をかけたらただじゃすまさないと、言いつづけたろ!
君たちはこどものころから何を習ってきた?お年寄りに手をかけてもいいと習ったのか?機動隊で朝から晩まで練習している柔道剣道を70、80の老人たちに使うな!」

住民と、機動隊がお互いに立ち尽くし、にらみ会う一触即発の状況は、1時間半に及びました。
しかしこの時、殺人鉄板が敷かれ住民が座り込みのスペースを奪われてから、3ヶ月半ぶりにこの場所を、住民が取り戻した瞬間でした。
皮肉なことに殺人鉄板が敷かれているおかげで、ここが非常に危険な場所になり、機動隊を投入することができない状況が生まれているのです。
警察の返事を待つあいだ
みんなで腕を組んで「we shall overcome」と、「沖縄を返せ」を熱唱しました。

若い機動隊員の多くは目が虚ろでした。泣いている隊員も多くいました。今日はとりわけ多かった。アルソックの若者も泣いていた。

ただ防衛省の若い職員二人が、機動隊の後ろで、うっすらと笑ってこの状況を眺めていた。この状況で笑うのか?
心が壊れているとしか思えない。そのはるか後方の丘の向こうで、大型のクレーンが兵舍の解体工事のため動き続けているのが見えた。

結局、警察の責任者は出てきませんでした。現場の指揮官レベルでは抗議の受付ぐらいいいのではという動きがあったようですが、県警本部からの指示は、警察に落ち度はないのでいかなる抗議の受け付けもできない、というものでした。それでも機動隊は、殺人鉄板を占拠した県民を強制排除することはできなかったのです。博治さんの指示でみなゲートの外に一旦出ました。

この日嬉しい出来事が二つありました。辺野古の埋め立て工事の変更申請を、県が仲井真知事ではなく翁長新知事に任せることが確定したこと。そして、衆議院選挙への影響の配慮からか、仮設桟橋設置のためのフロートが撤去され始めたことです。ゲートの横のブルーシートの仮設テントにみんなの歓声があがりました。これでまたしばらく時間が稼げる、と。
午後は自分は仕事に戻りましたが、入れ違いにいった妻によると、午後は何事もなく、ゲート前では駆けつけた人々の歌声が次々と響いていたようです。
長くて、苦しい、でも楽しい闘いは続きます。おもしろいことに現場にくる県民ほど、この新基地建設は絶対に止められると自信を持っています。


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Top▲ | by kohjohcho | 2014-11-23 18:09 | その他のこころ
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